オランダはお水が美味しいと聞くのできっとお米を炊いてもおいしいだろうと思い日本産のお米を買ってみた。
家には一応岩ほど重い変圧器と日本から持ってきたIH炊飯器がある。
環境は整っているのだがどうもいまいち、日本で味わうようには美味しく炊けない。なぜだろう。
その昔、同じ大学の学生より'ゆめにしき'というお米がおいしいと聞き、今と同じセッティング 「変圧器にIH炊飯器」 で炊いてみた。しかし私には驚くほどの違いはわからなかった。
昔から慣れたいつものお米の方がおいしいと感じたし、
今でもそう思う。
家では昔から'錦'というお米を使っている。オランダでも手に入るのでかれこれ二十数年それが我が家の常備米となっている。
その'錦'、オランダでも中華街では超高級米、日本食食材店に行くと'ゆめにしき'より低いランクのお米として売られている。
また話しは変わるが数ヶ月前、南米のお友達の家に遊びに行った時美味しい日本のご飯を味わってもらおうと思い「魚沼産コシヒカリ」をスーツケースに入れて持っていった。
何も特別に考えずにいつものように支度をし、食べてみてハッと気が付いた。
何々産のお米というよりもそのお米を炊くお水の味も大切なんではないかと。
ありがたいことに実家は水道水がおいしい地域にあるのでこれまでお米を炊くお水なんてあまり深く考えたことがなかった。
そういえば・・・
もっと以前の学生時代、
ロンドンで10数年前、まだ当時過度に高級高額な日本食屋さんにはあまりなじみがなかった頃、友達と白ご飯に冷や奴、きゅうりのキューちゃんをテーブルに並べて気絶しそうにおご馳走だと喜んでいた。
海外ではその程度の食生活が普通だと思ってたから、
だから最近になってアムステルフェーンの日本食屋さんで駐在の方は皆さん軟水のミネラルウォーターでお米を炊いていらっしゃいますと伺ってたまげる程びっくりした。
超強度に硬水のロンドンに比べるとオランダで炊く'ゆめにしき'は確かに少し甘みが出ているかもしれないと感じる。けれどもそれは少し奮発したから無理に味わおうとしているだけかもしれない。
毎日のことだけれどもお米に空輸のお駄賃まで払う気もしない。
だからまたどこのお水で炊いても美味しさが変わらぬ'錦'に手がのびてしまう。ううぅ、誰か「硬水で炊いても美味しいお米」を開発して〜っ。絶対売れるに違いないんだからさ。←自分の食生活を人のせいにしてみる巻、でした!